公演内容 |
サイレント映画の女王とまで呼ばれた彼女は、なぜ二度も人々の前から消えたのか…。 「椿姫事件」から「雪の逃避行」、そしてソ連亡命へ……。 20世紀の日本を揺るがした一大スキャンダルの真実とは? 昭和初期の人気女優、岡田嘉子の愛と信念に迫るミュージカル! 1919年(大正8)年、新芸術座の女優・岡田嘉子は、座員の服部義治と恋仲になり、17歳で一児をもうけたが、まもなく俳優の山田隆弥と新たに恋愛関係となった。悲嘆した服部は自殺してしまう。山田には年上の女性がいたが、世間の目を気にすることなく、嘉子は関係を続けていた。1927(昭和2)年、嘉子の主演映画「椿姫」の撮影中、嘉子と相手役の竹内良一が姿を消した。駆け落ち先の大津で発見された二人はやがて結婚をするが、いつしか関係は冷え切り、別居生活を送るようになる。そして1937(昭和12)年12月、嘉子は再び、事件を起こす。映画での人気に陰りが見えて来た嘉子は活動の場を舞台に求めていたが、新協劇団の演出家の杉本良吉とともに、上野から夜行に乗り北海道から樺太へ。そして翌1938(昭和13)年1月3日、国境を越えてソビエト社会主義共和国連邦(現ロシア連邦)へ亡命したのだった。時代はまさに日中戦争が始まり、第二次世界大戦へと突入する直前。執行猶予中の杉本は、召集令状を受ければ刑務所送りとなることを恐れ、自分を受け入れてくれると信じたソ連へ、病身の妻・智恵子を捨て、嘉子と共に身一つで向かったのだった。愛と理想だけを手に、雪深い国境を越えた二人を待ち構えていたものは……。 |
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公演ホームページ | http://www.allstaff.co.jp |
出演 | 水野貴以 / 藤原章寛(文化座) / 大塚庸介(イッツフォーリーズ) / 福井貴一 / 目黒未奈(文学座) / 良田麻美(劇団SET) / 関谷春子 / 大川永(A)(イッツフォーリーズ)(※) / 渡辺七海(B)(※) / 浅川仁志(イッツフォーリーズ) / 今村洋一 / 中野亮輔(青年座) / 吉田雄(イッツフォーリーズ) / 徳岡明(イッツフォーリーズ) / ※Wキャスト |
スタッフ | 脚本・作詞: 大谷美智浩 / 演出: 鵜山仁(文学座) / 音楽: いずみたく、吉田さとる / 美術: 乘峯雅寛(文学座) / 振付: 明羽美姫(イッツフォーリーズ) / 照明: 森下泰(ライトシップ) / 音響: 返町吉保(キャンビット) / 衣装: 前岡直子 / 歌唱指導: 山口正義 / 稽古ピアノ: 太田裕子 / 床山: 石渡英男 / 演出助手: 本藤起久子 / 舞台監督: 岩戸堅一(アートシーン) / 宣伝写真: 江川誠志 / 宣伝ヘアメイク: きとうせいこ / イラスト・タイトルロゴ: たかなししん / 製作協力: 文学座、劇団文化座 / 協力: クリオネ、劇団スーパー・エキセントリック・シアター、青年座映画放送、パシフィックボイス、フレンドシッププロモーション、MTプロジェクト / 制作: 鎌田奈々美 / プロデューサー: 土屋友紀子 |
公演スケジュール | <期間> 2019年1月10日 (木) 〜2019年1月16日 (水) <公演日・開演時間> 1月10日(木) 14:00 A 1月11日(金) 14:00 B / 19:00 A 1月12日(土) 13:00 A / 18:00 B 1月13日(日) 13:00 B 1月14日(祝月)13:00 A 1月15日(火) 14:00 A / 19:00 B 1月16日(水) 14:00 B ※開場は開演の30分前 |
チケット |
前売:6,500円 当日:7,000円 (全席指定・税込) 学生(後方席指定)3,000円、S70(70歳以上)5,000円 ※学生、S70チケットはオールスタッフ電話受付のみ取り扱い。ご入場の際に学生証又は年齢を証明する物が必要となります。 <カンフェティ取扱チケット> 前売:6,500円 (全席指定・税込) |
会場 | 紀伊國屋ホール |
備考 | ※未就学児のご入場はご遠慮ください |
団体概要 | 日本の創作ミュージカルの第一人者、作曲家・故いずみたくが、ミュージカルを専門に上演する劇団として、昭和52(1977)年に創立しました。子ども、児童・青少年・学校向け、一般と幅広い年齢層に向けたミュージカルを全国で公演し、好評を得ています。劇団公演以外にも外部作品の舞台やテレビ、CM、イベントなど多彩な活動を行う劇団メンバーは現在約50名。ミュージカルの公演はもとより、市民ミュージカル、ワークショップの講師・スタッフとしても全国で活動を続けています。 |